10月 14, 2024

エピソードゼロ

缶バッジを使った様々なイベント

我が家は、地域のお祭りやイベントがあるとウキウキしてしまう、イベント好き家族です。ただ人が多く騒がしいところが好きなのではありません。タダで参加できて、食べ物が売っていて、歩いているだけでテンションがあがることが必須条件です。

今までそういったイベントにはテキ屋さんでご飯を食べる、金魚すくいをする、出し物を見る、友達に会うと騒ぐ、ようなことをしていました。

しかし最近、自衛隊や工業高校、市の観光課などが面白いものを用意しているのです。それは缶バッジです。もともと用意されているキャラクターや商品が印刷されているものもありますが、自分たちの写真を撮ってもらい、それを加工して缶バッジにするのです。かわいいし思い出にもなるし、いいアイデアですよね。

市の資料館のイベントにて発見!

私たちが住む地域は水がきれいなので、それをウリに地域振興を進めているようです。春と秋にイベントがあり、市を流れる川を、たらい舟に乗って一周させてもらえます。先頭さんが漕いでくれる船もあるのですが、ジェットがついているので何だか風情がなく、たらい舟がお勧めです。

このイベントは参加者が多すぎると時間がかかるので、前もって参加者を募ります。たらい舟イベントは春と秋なので、雨さえふっていなければ、美しい桜や紅葉を楽しむことができます。毎年主人と乗っていましたが、子供ができてからは騒いで落っこちるといけないのでやめていました。しかも一家全員は一度に乗れないので、みんなで乗りたい私たちは、応募することをやめていました。

ある日、市の資料館を訪れた時、入り口にたらい舟のモデルが置いてあることに気がつきました。子どもと乗って遊んでいると実際に川を下っているようです。すると受付のお姉さんが「缶バッジを作りませんか」と声をかけてくれました。

写真を缶バッジにしてくれるサービス!

声をかけてくれたお姉さんは、「船に乗った写真撮って、それを缶バッジに加工できるんですよ」と教えてくれました。お金がかかると思ったので、「遊びにふらっと寄っただけなのでお財布を持ってないんです」と断りました。しかしお姉さんは、「無料だから安心してくださいね。イベントやっているんですよ」とにこりと笑ってくれました。

横に目をやると「たらい舟に乗って缶バッジを作ろう!」とイベント名が掲げられていました。あまり大掛かりにイベントを宣伝していないのか、それとも平日だったからか、人はほとんどいませんでした。

子供が二人いるので、二つ作ってくれるということでした。先頭さんの衣装と、市のマスコットの帽子を着させてもらいました。子供たちはテンションが上がって大喜びです。

お姉さんが、「行くよー、撮るね!」と声をかけてくれて、何枚か写真を撮りました。その中から可愛く撮れた二枚を選びました。にこにこ笑顔の子供たちがいい感じです。

できた缶バッジ誰にあげようかな?

お姉さんは奥に行って、プリンターで写真を印刷してくれました。普段一緒にいるとうるさいと感じる子供も、写真になると満面の笑みでかわいい限りです。

缶バッジを簡単に作れる専用の機械があるようで、お姉さんは写真と缶バッジの上側を機械にセットしました。

持ち手をガチャンと下げて戻すと、すでに缶バッジが完成していました!写真だと持ち歩けませんが、缶バッジだとどこにでもつけられます。保育園の鞄につけてあげようかと思いましたが、ピンが危ないのでつけさせてもらえません。

私の鞄はリュックなので、背中に缶バッジがあることになります。私には見えないのに他人にはずっと見えてるのもどうかなぁ?と悩みました。

はっといいことが思い浮かびました。遠くに住んでいる義理の両親に送ろうと思ったのです。普段写メを送っていますが、写真はあまり送りません。たまに写真を送っても、持ち歩くわけではないので毎日孫を見れるわけではありません。ナイスアイデアだと思いました。

じいじばあばに缶バッジを送るよ!

めっちゃいいこと思いついた!と喜んでいたのですが、もしかしたら子供が欲しがるかもしれないと気づいた私。二人の子供に聞いてみました。「いいバッジができたね、お洋服につけたい?」すると「お洋服に?穴開くからいいよぉ」と返事がありました。「他にどこかにつけたい?」と聞いても「うーん、分かんない」とつれない返事です。「じゃあじいじとばあばに送ってあげるのはどう?」と聞くと目をキラキラさせて、「それは喜ぶね、送ろうよー!」とはしゃぎ始めました。どうやら子供たちも大賛成だったようです。

夜家で主人に聞きました。もちろん送っていいと言ってくれたので、早速柔らかい紙に包んで封筒に入れました。軽いので定型郵便で送ることができるのです。

もちろんじいじとばあばには内緒です。缶バッジどっきり作戦です。送ってから2日経って、両親から連絡がありました。「どうしたの?先頭さんの格好してかわいいね、ありがとう!」二人とも喜んでくれて大満足でした。

缶バッジって記念にいいね!

今まで私が持っていた缶バッジのイメージはあまりいいものではありませんでした。なぜなら私が学生だった頃、スーパーアニメオタクだったクラスメイトのリュックに、びっしりとアニメキャラの缶バッジが付いていたからです。

気持ち悪い!そう思った瞬間から私は、缶バッジが嫌いになってしまったのです。ただ、こうして子を持つ親になった時、缶バッジがあれば、好きな何かと常に一緒にいられるんだと気づきました。あのクラスメイトは大好きなキャラと一緒にいたくて、両親は大好きな孫と一緒にいられて、こんないいモノはないですよね。

私は缶バッジへの拒否感がゼロになり、むしろウェルカムになりました。同時にクラスメイトに抱いていた拒否感もなくなり、気持ちが理解できるようになりました。

こうやって缶バッジを地域振興に使用することは大賛成です。写真を撮影して機械で挟んでと、1から自分で作り上げるは楽しいですし、そこに映るモノへの思い入れも生まれます。

これからも缶バッジで振興だ!

それから私はイベント先で、よく缶バッジを見かけるようになりました。作られているものもありますし、写真を撮って1から作るものもありました。缶バッジがあると自然と目がいってしまう感じです。一つ目は自衛隊の広報ブースで見かけました。航空自衛隊の紹介で、ブルーインパルスが上空を駆け巡るかっこいい缶バッジが貰えました。

次に、工業高校のブースで見つけました。生徒が子供がまたいで乗れる汽車を作成し、それに乗った写真を撮ってくれます。その写真を缶バッジにしてくれるのです。息子は汽車が大好きで、大喜びで缶バッジをもらっていました。
そして先日、とある食品ミュージアムを訪れました。そこにはキャラクターが書かれたメモ用紙があり、好きな絵やメッセージを足して、缶バッジにしてくれるイベントを行っていました。ちょうど私の誕生日が近かったので、主人と子供二人が、それぞれ想いのこもったメッセージや可愛いイラストを描いてくれました。

プレスが完了して缶バッジが出来あがりました!3つとも世界に一つだけのオリジナル缶バッジです。家のカーテンにつけて、毎日家で見れるようにしています。見るたびにその日の思い出や、嬉しかったことが思い出されます。

缶バッジは気軽に配れるし、広告効果も抜群です。子供に大人気なので手にとってもらえることが多いのも魅力です。これかはも缶バッジを使った地域振興や企業アピールは増えていくと思います。

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